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グループ展「乱反射」終了に際して、制作後記

25日、乱反射の会期が無事に終了いたしました。
クロージングでは沢山の方々にお集まり頂き、とても嬉しかったです。
嬉しくて、主催者が嬉しいだけのクロージングで、どうしよう、と思いましたが、楽しんで頂けていたら、至上の喜びです。
手塚太加丸のキュウリも無事収穫しました。やはり味がメロンでした。いったいなんなのでしょう。

私は一昨日の夜宇野をたったのですが
思いがけずせつなくてしょうがなかったです。
18歳の時の実家を出る新幹線の車内よりも泣いた。

なんだかしらないけど、内藤由樹と、終わる前々日位から、
さみしい、
と泣いては片方がもらい泣きするという気持ち悪いやり取りを何度もしていました。
絶対もう一度会えるのに、なんというか、でもそういうことではなくって。
もうここには来ないかもしれないということ、でもくるかもだしそうでもなくって。

思ったのは、
本の、書いてある内容のさみしさに対しても泣いているんだけど
本自体が終わりに近づいていっているということ自体が、さみしくて、泣いてるみたいなかんじだったのかもしれない、
と、移動し続けるバス車内で思いました。
わかりづらいかもですが。
土地や人と近くなってしまって、離れるさみしさで泣けてしまうけれど
それだけじゃない、全部のこと。
全部というのは
皆どんどん状況も人間も変わっていくし、
もうこの夏のこういうふうには会えないということも含みつつ
全部すぎて今はなくなってしまうっていうこと。

でもそれは、
家族とも友達とも恋人ともどの土地でも
全ての人の全ての瞬間
普段の生活の中で当然に起こっている普通のことで。
でも、その普通のことって、本当は、すごくさみしくって、
でも、普通に起こっているものだし、
前向きにも勿論捉えられるものだから、
いちいち泣いてはいられないというか。

そういう、生きてく限り起こり続けている
でも、本当はその当然のことって、めっちゃさみしい。
それを、泣くのを、
わかれわかれになってしまうさみしさもふくめて、
でも、それにかこつけて、
生きてく全ての当然のさみしさに対して
泣くのを、
内藤由樹も、私も、夏の終わりずっと許してもらっていた。
君ら泣きすぎやろ、と許してもらっていたのかもしれないと感じました。

最後の五日間くらい、パフォーマンスの日から起こった、
私が企画した範疇を超えまくった、展示イベントの内外でのできごとは
本当にすごすぎて
まさに乱反射で、こうふんしていました。

ただ、内藤由樹とも話したのですが
乱反射自体も、本当は、普通のこと。
あるできごとや物や人にであって、そこから、思いもしなかったほうへ物事が動いていく
そしてまたあるできごとや物や人にであって、
反応しあっていくことは、特別ではなく普通のことです。
普通だけど、凄いこと。

だから、それも、
展示にかこつけて、
普通に起こっていることを
わざわざ、指し示したような感じがする。
でもそのことによって、それが見えて、行為になったり、
色んなことが起こりやすくなったり、
うまく書けないのだけれど
わざわざする、っていうのは、ありうることだ、と思いました。

この展示が始まる前にしたためたプレスリリースの中の文は、
終わってみれば、予言めいています。

「2013年の夏はこれから始まりますが、 この期間におこりうるできごとは、その次の瞬間には消えてしまいます。
けれど、
全部が終わって物自体が消えても、
その光を見た主体がその場所を立ち去っても、
いつかその場所自体が消えたとしても、
主体が見たすべてを忘れても、
作品が腐っても、
そこにあったすべてが消えてしまっても、
もう一生会えなくても、
作品が、
訪れる人や光によって変わる反射点として開かれたまま、現実に現れていることによって、
その時作品に当たって乱反射、シャッターを押す、巣、砂、苗、絵、ATフィールド、動的平衡、宇野駅、記憶、黒目、目に反射、沙弥島 の木、きゅうり、 lit 、灯台、引力、クーラー、汗、「セイタカアダチソウじゃない?」、インスタントカメラ、乱反射した光は、
そのしりとりの最後の音が、唱え終わられて消滅してから、
同じ音を最初にもつ言葉すべてに開かれ続けているように、
光が当たって反射点が出来た瞬間から、
その後の反射方向のポテンシャルを無数にもっていて、
どこかへ当たってまた、別の方向に実際に反射、
ずっと、消えないで、
乱反射し続けていくことは、ありうるのではないかと、考えます。 」


終わる数日の膨らみ方が凄くて
会期が終わったらそれで終了、とならない展示は、なんだか初めてで、
しかも、それが、なんというか
乱反射っぽい
キラキラした感じの(なんか、いい感じに書いてる感じであれですが、ほんとに…)
余韻というか、
これから起こることの方が大きいのかもと感じる終わり方で
本当に嬉しい。泣けます。

沢山迷惑をかけたり、
回収できなかったこともあります。
作品についても。
ただ、人と、相対することが出来て、よかったです。
心が沢山動いて、とてもよかったです。
正直あんまり私は陽気でも喋りがたつほうでもないから、
人と…関わる…
と、どきどきとしていたけれど、宇野で、色んな人と、にこにこさせてもらって、心を出させてもらって、とても本当に嬉しかったです。

一緒に展示してくれたたかまるくん、ゆきちゃん、
場所を使用させてくださり、また滞在させてくださったlit の皆様、
パフォーマンスに出演しにきてくれた松縄春香、cow-suke、
本当にそれ以外にも書ききれないほどの方々に、様々な形で支えて頂きました。
またいつか、色んな風に、会えると思います。
皆様、本当にありがとうございました。
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